かいたことおきば

メロンと一緒

こわかった話

こんにちは!春といえばこわい話。てことで今日はシンプルに怖い話をしようと思います。

 

私は怖い話と魔法と不思議な話は同じカテゴリに入れています。

怖い話があるなら、幽霊がいるなら、

魔法もあるのでは?と。

そんなロマンがありますよね。

 

小五になったとき(子供時代が終わりそうだ。今しかできないかもしれない)と考え、

真剣に箒で空を飛ぼうとしたり、魔法に関する文献を調べまくっていたことがありました。

調べた結果、当時の魔女はようするに薬剤師だったが、中には皮膚にぬると空を飛んだような感覚になれる、いわゆる麻薬のような薬があったらしいと知りました。それが一番ほんとっぽくて絶望し、飛ぼうとして普通に転んでケガしてやめました。(大バカ?)

 

なんで魔法体験はないのに幽霊体験はあるのでしょう。物理法則を無視した現象という点は同じなのに。魔法使いがやってきて空を飛ばせてくれたってことはないのに、なぜ見ず知らずの死んだ人が皿や本をビュンビュン飛ばすような話はそこら中にあるのでしょう。

だけど、話を漁っていると、中には魔法に近いようなものもあったりしますよね。

だから、そっちの話があるのなら、魔法にもたどり着けるかもしれないなー、と思って始めたのが、友人に「怖い話ない?」と聞く、ともすると(こいつとこれからも仲良くして大丈夫かな?)と思われるようなかなりスリリングなインタビューなのです。

たいていの人が「えー?wうーん。そういえば…」と何か話してくれるのが結構楽しいんですよね。

私ですか?

 

私の怖い話は、小さな頃の出来事です。みんなに怖くないと言われていますが、一応書いてみようと思います。

 

うちのお母さんはエコが大好きで、かなり昔からオーガニック製品にこだわり、魚が死なないシャンプーしか使えない!とはた迷惑なことを言っていました。いい匂いのシャンプーがいいのに…。あと生活排水ってそのまま海に流れないよね…?下水処理場ってあるんだし…しかし当時は分かんなかったですからね。

お肉や魚も国産しか買わない!とこだわってくれていました。ジュースは100%!など。それはまぁエコとは関係ないけど。オーガニック主義というかね。

 

そんなお母さん、ある日、ある新聞広告を見つけたのです。

 

今もはっきり覚えています。めっちゃ怖い顔した目の小さいキューピーみたいな小人が、こっちをにらみつけながら、一筋の涙を流しているのです。

その隣に

森がある星が他にありますか。

水がある星が他にありますか。

海がある星が他にありますか。

 

みたいなことが書いてあったのです。

 

幼い私はそいつを食い入るように見つめました。そいつも私を認識しているようにしか見えませんでした。

 

そいつは北海道に住んでいた先住民の妖精かなにからし

名前は「ニングル」。

怖い…。

名前怖…

なんだよニングルって…

人間が環境破壊をしている…お前たちのせいで…といったことが言いたいのは、幼くてもなんとなくわかりました。お母さんのエコ活動が効いてますね。

それにしてもこんな切り抜きカベに貼らなくても……。

 

「お母さん!これこわいからやだ!外して!」

私は訴えました。

イヤだと言われても引かない覚悟で叫んだのです。

しかし、意外にも

「あ、じゃあ捨てていいよー!」

とあっさり台所から言われたので画鋲から外して、(画鋲でとめてあったこと、はっきり覚えています)ぐしゃぐしゃに丸めて捨てました。

 

 

そのあと床に寝転んで絵を描いていました。そしたらお母さんが「りんご切ったよ🎶」と言ってくれたので、「やったー」と顔をあげたのです。

 

その瞬間、目の前に、

さっき捨てたはずの記事があったのです。

シワをのばされておいてあったのです。

 

私は戦慄しました。

 

だってお母さんはずっとキッチンから動いてないんですよ。

 

弟はまだ喋れない赤ちゃんですよ。

 

テチテチと一応歩いていたとはいえ、弟が一度捨てたものをゴミ箱から待ってきたことはないし、そういう癖もなかったし、万一持ってこられたとして、赤子に新聞紙のシワを伸ばせるでしょうか?そしてうちの当時のゴミ箱って、なんか、アコーディオンみたいな、こう、ふつうのゴミ箱じゃなくて、一見棚なんだけど扉を引っ張ってあけるとゴミ箱だったんだねというタイプだったんですよ。(説明下手)

みんなは「それ弟でしょ」って言ってくるけど、私もそのときそう思えたならこわい話として強烈に残ってないから、つまり弟が持ってくるのは不自然だったってことなんですよ。

 

まぁ、そんな感じです。

 

怖い!と思った人がいれば教えて下さい。

 

私の怖い話はこんくらいかな。(ほぼない)

 

その後、ずいぶん長い間ニングルが怖くて、悪夢にうなされたりしていました。つきまとわれましたね。あいつの影に。

その後色々あって北海道が本籍になるとは…

運命だったのかもしれません。

 

北海道といえば、札幌の子に怖い話ある?ときいたら、

小2のとき学校で

開拓記念村に行ったら崖があった。

気に入って次の休みに連れてってもらったら

崖なんてなかった。

 

という話を聞け、私は大満足でした。

 

開拓史については気分の良い話ではないので語るのはやめておきますが…

 

でもやっぱり、北海道って、蝦夷地なんだよな〜…

 

なんてことを思いながら生きてます。(そんな奴いる?)

 

ではまた!

何か怖い体験あれば教えて下さい!